住宅改修小話⑤〜介護保険で住宅改修・引き戸等への扉の取り替え〜

こんにちは!山口・防府の福祉用具・介護用品専門店「加賀メディカル」本店スタッフの上田です。

 

今回は介護保険で住宅改修の「引き戸等への扉の取り替え」についてをお届けします。

 

このようなお悩みはありませんか?

 

「車いすで室内を移動するのに開き戸だと開閉しにくく、スペースもない」「開き戸だと開閉時に後ろに下がる為、身体のバランスが崩れ転倒しそう」「開き戸のドアノブを握るのが難しく開閉が難しくなった」

 

普段、部屋の出入りの際は何気なくドアを開閉していると思います。しかし、高齢の方や、車いすを使用していると、ドアノブを握って回す、開き戸を引いて後ずさりする等のちょっとした動作が実は負担だったり、転倒のリスクに繋がったりします。ここでは介護保険の認定をお持ちの方向けのご説明をします。今後、介護保険の補助を使っての工事を検討されている方、上記のようなお悩みをお持ちの方は参考にしていただければと思います。

 

まず、介護保険の認定を受けている方は、お1人につき20万円を上限として、1~3割の自己負担で工事ができます。(要支援、要介護区分にかかわらず、合計所得金額に応じて負担割合が決まります)(要介護状態区分が3段階重くなった時、または転居は再度20万円までの支給限度基準額が設定されます)

 

ここで注意が必要なのが、介護保険住宅改修工事に対する補助は原則お1人様、一生涯に20万円までということです。例えば、手すりの取り付けやスロープの設置、洋式便器等への便器の取り替え等もする場合、これらの住宅改修費の合計20万円までが補助の対象となり、超過した部分や20万円を使い切った後の改修費については実費となります。せっかくの補助は必要な時に、しっかりと使えるように今後のことも考えて検討しましょう。

 

介護保険での住宅改修対象の「扉の変更工事について」

①開き戸から引き戸へ変更引き戸にすることで、扉を開閉する際の後ずさり動作をなくし、転倒リスクを軽減したり、車いす通行時は、その場での開閉が可能なため開閉動作がしやすくなります。また、3枚引き戸などに変更することで間口を拡大し車いすでの通行がしやすくなります。

 

②開き戸から折れ戸への変更※下にスクロールしていくと実際の施工例の写真があります。主に浴室の入り口に有効な工事です。折れ戸にすることで、開きしろが小さく済み、洗い場のスペースが確保しやすくなります。シャワーベンチ等を置いたり、介助が必要な場合に適しています。

 

③アコーディオンカーテンへの変更※下にスクロールしていくと実際の施工例の写真があります。一般的な扉に比べ、開閉に必要な力が軽く済み、力のない高齢の方でも簡単に開閉が出来るようになります。

 

④扉の撤去門扉など重くて開閉の負担が大きい時などに有効です。ただし、門扉の場合はなくなると外から見えすぎてしまうので、防犯上危ない場合もあるので注意も必要です。

 

⑤扉の吊元の変更(左開き⇔右開き・内開き⇔外開き)ご利用者様の動線を考え、通行の妨げになる場合などに有効です。

 

⑥ドアノブの変更ドアノブをレバー型に変更等の改修になります。握力の弱い方や握るのが苦手な方にとって、ドアノブを握って回すのが難しくなる為、レバーの上下だけで開閉が可能になるレバー型への変更が有効です。

 

ただし、下記のような理由での変更は対象外となります。・劣化による扉の変更・扉が古くなり傷んできたので変更したい・音がするようになったので変更したい等対象となるのは、扉を取り替えることにより移動の円滑化をはかることが目的の工事になります。

 

(施工例①)居室入口の開き戸をアコーディオンカーテンに変更して開閉時の負担を軽減

(施工例②)浴室入口の開き戸を折れ戸に変更して、出入りの負担軽減、洗い場のスペースも確保

扉を開けていてもスペースがあるので、扉先の壁に手すりも付けられ安全に洗い場を移動できるようになりました。

 

住み慣れた我が家で安心安全に生活するために住環境の整備は大切になります。加賀メディカルでは訪問や見積もり無料!申請事もまとめてお任せいただけます。在宅介護における身体機能を熟知した住環境のプロが丁寧にサポートいたします。お気軽にご相談くださいませ。

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住宅改修小話④〜介護保険で住宅改修・滑り防止および移動の円滑化等のための床または通路面の材料の変更〜

こんにちは!山口市・防府市の福祉用具・介護用品専門店「加賀メディカル」本店スタッフの上田です。

 

今回は介護保険で住宅改修の「滑りの防止および移動の円滑化等のための床または通路面の材料の変更」についてをお届けします。

 

このようなお悩みはありませんか?

 

「浴室の床が、昔ながらのタイル張りで滑って危ない」「畳の部屋では車いすや歩行器を使用する際に移動がしにくい」「階段や廊下の床が滑りやすくて転倒しそう」「玄関外の屋外通路、アプローチが未舗装の土や砂利道で車いす・歩行器の通行が難しい」

 

普段生活をする場所で滑ったり、転倒のリスクがあるのは本人も家族も不安になります。ただ、床を張り替えたり、コンクリートでの舗装など大掛かりな工事は費用もそれなりにかかります。ここでは介護保険の認定をお持ちの方向けのご説明をします。今後、介護保険の補助を使っての工事を検討されている方、上記のようなお悩みをお持ちの方は参考にしていただければと思います。

 

まず、介護保険の認定を受けている方は、お1人につき20万円を上限として、1~3割の自己負担で工事ができます。(要支援、要介護区分にかかわらず、合計所得金額に応じて負担割合が決まります)(要介護状態区分が3段階重くなった時、または転居は再度20万円までの支給限度基準額が設定されます)

 

ここで注意が必要なのが、介護保険住宅改修工事に対する補助は原則お1人様、一生涯に20万円までということです。例えば、手すりの取り付けやスロープの設置、洋式便器等への便器の取り替え等もする場合、これらの住宅改修費の合計20万円までが補助の対象となり、超過した部分や20万円を使い切った後の改修費については実費となります。せっかくの補助は必要な時に、しっかりと使えるように今後のことも考えて検討しましょう。

 

次に「滑りの防止および移動の円滑化等のための床または通路面の材料の変更」の対象になる工事についてです。

 ①畳敷きからフローリングへの変更車いす・歩行器での移動をスムーズにするため、畳敷きをフローリング(板製床材)やビニール系床材等に変更するなどです。※畳の上に置くだけのカーペット式のフローリングは対象外です。

 

②浴室の床材を滑りにくいものに変更滑りを防止するために、浴室の床材をノンスリップ仕様等に変更するなどです。

 

③通路の床を滑りにくい舗装材へ変更滑りを防止するために、通路の床材を滑りにくい素材等に変更するなどです。階段の踏面へ滑りにくい素材でできたシールなどを貼り付けるなども対象となります。

 

実際の施工例お悩み:車いすで外出時、屋外敷地の通路がガタガタで通行しにくい!

↓コンクリート舗装工事・・・↓

通路がコンクリートで舗装され、車いすでも通りやすくなりました!

 

上記の対象になる工事でも理由によっては介護保険の補助対象外となる場合もあります。(対象外となる理由:例)・畳の部屋にベッドを置きたいが、畳が傷まないように畳からフローリングに変更したい。・昔からの家で畳が劣化により傷んできたので床材を変更したい。・浴室の床のカビがひどいので変えたい・・・等

 

あくまで、介護保険による住宅改修の補助対象となる工事は、転倒防止や滑りにくい材料に変更することで安全に暮らせるように行われる必要があります。古いから新しくしたい、移動や通行に問題はないが他の理由で床材を変えたい等では補助の対象とはなりません。事前に見積もりや申請の手続き等も必要となります。床材の変更を検討している場合は、担当のケアマネージャーや弊社営業担当者へご相談いただければと思います。

 

住み慣れた我が家で安心安全に生活するために住環境の整備は大切になります。加賀メディカルでは訪問や見積もり無料!申請事もまとめてお任せいただけます。在宅介護における身体機能を熟知した住環境のプロが丁寧にサポートいたします。お気軽にご相談くださいませ。

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住宅改修小話③〜介護保険で住宅改修・段差の解消編〜

こんにちは!山口・防府の福祉用具・介護用品専門店「加賀メディカル」本店スタッフの上田です。

 

こんなことを思ったことはありませんか?

「(車いす・歩行器・シルバーカー)等を使っているけど段差が邪魔で使いにくい」

「敷居などのちょっとした段差につまづいてしまう」

「玄関などのあがりかまち(段差)が大きくて足が上がらない」

「敷地の出入りの際、道路との段差に困る」

段差は大小にかかわらず移動の邪魔になりますよね😢

昔ながらの家屋だと段差も多く、 高齢者にとってとても危険になります。

 

今回のテーマは

「介護保険利用での住宅改修・段差の解消編」をお届けします。

段差に困っている方、介護保険でリフォームを検討されている方におすすめの記事です。

介護保険利用での住宅改修の流れについてはこちら→https://kaga-medical.co.jp/?page_id=601?lang_ver=TxRSN891

 

まず、介護保険対象の住宅改修「段差の解消について」ですが、下記の通りとなります。①スロープの設置車いすや歩行器で段差を乗り越える際やつまづき予防に有効な手段です。段差の高さと使用する際の傾斜を考慮し設置します。ダイヤスロープ(例)シンエイテクノ株式会社https://diamat.jp/products/diaslope/

※工事を伴わない置き型のスロープは介護保険レンタルの対象になります。※2024年度介護保険制度改定、福祉用具貸与と販売の選択制導入により、屋内設置のスロープについてはレンタルまたは購入を選択することが出来るようになりました。詳しくは担当のケアマネージャーや弊社営業者へお尋ねください。

 

②あがりかまちの踏み台設置玄関や勝手口など大きな段差に踏み台を設置することにより、段差を小さくし、段差の昇り降りを楽にします。手すりと一緒に使用することで安定性が向上します。※工事を伴わない置き型の踏み台や手すりは介護保険レンタルの対象にもなります。

 

③部屋の床のかさ上げ敷居段差などの高さに合わせて、部屋全体の床の高さをかさ上げし段差を解消します。

 

④敷居の撤去敷居段差を撤去して通路との段差をなくします。通路がフラットになるので通行の際、転倒防止になります。

 

⑤浴室床のかさ上げ浴室で入り口の段差や浴槽の高さに合わせて、浴室床のかさ上げをします。※工事を伴わない浴室内すのこを設置する場合は特定福祉用具給付(購入補助)の対象になります。

 

⑥浴槽の交換浴槽をまたぎやすくするため、浴槽の深さなどを考慮し浴槽自体を交換します。※工事を伴わない浴槽内いす(浴槽台)を使用する場合は、特定福祉用具給付(購入補助)の対象になります。

 

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住宅改修小話②〜介護保険で住宅改修・手すり編〜

こんにちは!山口・防府の福祉用具・介護用品専門店「加賀メディカル」

本店スタッフの上田です。

 

最近こんなことはありませんか?

・立ち上がる時に「よっこいしょっ!!」と言わないと立ち上がれない

・何かにつかまっていないとよろよろしてしまう

こんな風に思ったことはありませんか?

「ここに手すりがあれば・・・」

「ちょっとつかまるところが欲しい」

「介護保険の認定を持っているけど、手すりの取り付けには補助は出ないの?」

 

ホームセンターでも手すりの材料は売っています。

でも、費用を全部自分で出して、安全に取り付けられますか?

せっかく手すりを取り付けるなら

安全に使用でき、費用も抑えられるとうれしいですよね。

今回の記事は 「介護保険利用での住宅改修・手すり編」をお届けします。

ぜひ続きをご覧ください。

 

まず、高齢になると下肢筋力の低下により、

立ち上がりや歩行が困難になり、

転倒リスクが高くなります。

 

 

 

 

 

実際、高齢者(65歳以上)の家庭内事故のうち

約80%は転倒によるものとなっています。

ご利用者様の生活動線に合わせて手すりを設置することは、

転倒リスクを回避したり、

普段の生活を過ごしやすくするために大切なことです。

 

手すりの取り付けは介護保険の認定を受けている方は「住宅改修に対する給付」の対象となります。

詳しくは→https://kaga-medical.co.jp/?page_id=601?lang_ver=Un4il2803

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住宅改修小話①~介護保険で住宅改修・リフォームって何ができるの?~

こんにちは!山口・防府の福祉用具・介護用品専門店「加賀メディカル」

本店スタッフの上田です。

 

介護保険の認定をお持ちの皆様、こんなお悩みはありませんか?

「要支援は持っているけど、手すりをつけるのに補助はあるの?」

「家のトイレが和式で、しゃがむのが大変だし洋式に変えたいけど、

 介護保険が使えるって聞いたが、どうしたらいいの?」

「介護保険を使ってリフォームしたいけど、どんな種類があるの?」等々

 

そんなお悩みをお持ちの方におすすめ!

今回のブログのテーマは 来店されるお客様よりご質問をいただくことも多い、

「介護保険の住宅改修・リフォームで何ができるのか?」についてです。

  

介護保険制度って色々あって分かりにくいですよね😭

まず、介護保険の補助で利用できるサービスは下記の通りになります。

その中の「住宅改修」には以下の対象項目があります。

  • 手すりの取り付け
  • 段差の解消
  • 滑りの防止および移動の円滑化等のための床または通路面の材料の変更
  • 引き戸等への扉の取り替え
  • 洋式便器等への便器の取り替え
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