春ですね!靴・杖・シルバーカー・セニアカー等の相談増えています!!

こんにちは!山口・防府の福祉用具・介護用品専門店「加賀メディカル」本店スタッフの上田です。

 

厳しい冷え込みが和らぎ、日中は暖かさを感じるようになりましたね☻

先日、防府天満宮にお出掛けした際も梅の花がだいぶ咲いていて、 梅の花の良い香りを楽しみました☻(梅まつりのいか焼きの香りも強かったですが🦑)

防府天満宮本殿横の梅の木

今からどんどん春を楽しむお出掛けがしたくなりますよね~♪

 

最近、加賀メディカル本店の店頭でも歩行関連商品のご相談が増えています。例えば、

・靴(リハビリシューズ、手を使わずスッと履ける靴、むくみ等があっても調整が出来る靴など)

・杖(1本杖、折りたたみ杖、松葉杖、多点杖等)

・シルバーカー、歩行器

・セニアカー (免許なしでも乗れる電動の乗り物)※店頭展示もあります。

 

暖かくなるとお出掛けに行きたい気持ちが高まったり、歩くことは身体に良いので散歩に行く日が増えたり、近所へのお買い物に行ったり、ちょっと遠くまで旅行に行ったりと色々な理由があります。

 

加賀メディカル本店の店頭では、実際の商品を展示しています。店頭在庫があれば、そのままお買い上げいただくことも可能です。

主なラインナップはこちら→https://kaga-medical.co.jp/?page_id=598?lang_ver=kKbaZ4639

※店頭在庫のないものに関してはご注文となります。

歩行器や多点杖、セニアカー等介護保険でレンタルのできるものについてはレンタルも可能です。

詳しくはこちら→https://kaga-medical.co.jp/?page_id=604?lang_ver=YqJOe729

 

春の陽気に誘われて、

皆様が楽しく快適にお出掛けできるように、

介護用品、福祉用具を通してお手伝いができれば幸いです。

お気軽にお立ち寄りくださいませ☻

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親の介護・これからも住み慣れた家で過ごすために何ができるか?

こんにちは!山口・防府の福祉用具・介護用品専門店「加賀メディカル」本店スタッフの上田です。

皆さん年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか?私は、お正月に和太鼓の演奏を聞いたり、猿回しを見たり等々、日本の伝統文化に触れる機会の多い良いお正月でした。

防府天満宮で見た猿回し「猿天下(えんてんか)さん」

帰省されている方も多いようで、何処に行ってもにぎわっていました☻

今回のブログのテーマは

「親の介護・住み慣れた家で快適に過ごすために何ができるか〜介護保険の利用など〜」についてです。

この時期にご相談で多いのが、年末年始に帰省をしたご家族が高齢になった親御さんの動きや昔ならではの日本家屋の状態を見て、下記のような心配事を相談されます。

・室内を歩くのに段差が多く、つまづきそう(転倒しそう)で危ない・玄関で立つのに手すりが必要かな?・ヒートショック予防に洗い場の椅子に腰かけて欲しいけど、高さが低く立ち上がり等が難しい・お風呂で頼るための手すりなどが欲しい・・・等

早急に住宅改修やレンタルなどをしたいけど、何から始めればよいのか、介護保険は使えるのか等、わからないことも多いと思いますのでご参考にしていただければ幸いです。

まず、ご家族が普段は別の場所に住んでいる場合、親御さんの現在の状況や情報が分からないことが多いです。なので、出来る限り話し合いをして、具体的に何に困っていて、どうしたいのか?の確認や介護保険についても確認をすることをお勧めします。

例えば・・・

・介護保険の認定の有無(介護保険について相談したことがあるのか、要支援・要介護の認定を持っているのか等)・介護保険の認定をお持ちであれば、担当のケアマネージャーはいるのか・どこかで福祉用具などをレンタルしたりしているか・持病、怪我などがあるのか(障害の手帳があるのか)・かかりつけの病院(担当医)があるか・・・等

介護保険の認定をお持ちでない場合

介護保険の認定をお持ちでなければ介護保険の補助を受けることはできません。介護保険の補助で住宅改修やレンタルを検討されるのであれば、まずは市区町村の介護保険担当窓口または地域包括支援センターなどへ相談するところからになります。介護保険の申請について詳しくはこちら→https://kaga-medical.co.jp/?page_id=604

介護保険の認定をお持ちで担当のケアマネージャーがいる場合

まず担当ケアマネージャーに介護保険の補助を使用する、しないに関わらず一度ご相談していただくことをお勧めいたします。担当のケアマネージャーはご利用者様のケアプランを作成しており、ご利用者様の状態なども把握されていて、必要な物が何かわかったり、対応が早くなります。また、ご利用者様の状況などに変更があるとケアプランを見直し関係各所と連携するようになります。知らないうちにご利用者様の状況が変わっていると、その確認のために、訪問や聞き取りが必要となる場合があり、訪問の回数が増えたりすることで、ご利用者様やケアマネージャーの双方に負担が増えることも考えられます。介護保険制度を円滑にご利用いただく為にも、担当のケアマネージャーにご相談していただくことをお勧めいたします。

すでに介護保険などで何かしらレンタルしている場合

福祉用具のレンタルをしていることが分かった場合は、福祉用具をレンタルしている業者の担当者に相談するのもお勧めです。ご利用者様の現在の状態を把握している為、用具の選定なども対応しやすいのと、ケアマネージャーとの連携も取りやすい為です。たまたま近くのレンタル業者に行って、そのまますぐにレンタルをしてしまいたいと思うかもしれませんが、介護保険を利用する以上は、ケアマネージャーのケアプランの変更等が必要となります。現在利用しているレンタル業者があるのであれば、その担当者がケアマネージャーと連携をしているので対応がスムーズになります。

特に介護保険の認定もレンタルの利用もない場合は、住宅改修に関わることは、工務店・ホームセンターなどにも相談することはできると思います。介護用品については、商品によっては大手の量販店などにもある場合もあります。介護用品や福祉用具について詳しく相談をする場合は介護用品店・福祉用具専門店に相談することをお勧めいたします。

住み慣れた我が家で安心安全に生活するために住環境の整備は大切になります。加賀メディカルでは訪問や見積もり無料!申請事もまとめてお任せいただけます。防府市の本店では、店頭で実際の商品を見たり、お試しいただける商品もございます。在宅介護における身体機能を熟知した住環境のプロが丁寧にサポートいたします。お気軽にご相談くださいませ。

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認知症でのお困りごと相談例〜この靴は私の物ではないから履かない!と嫌がられる⁉〜

こんにちは!山口・防府の福祉用具・介護用品専門店「加賀メディカル」本店スタッフの上田です。

 

最近ブログでご紹介した「電動爪切り」を店頭でお買い求めいただくことが多く、多くの方のお役に立てていることをうれしく思う今日この頃です。商品ご紹介記事についてはこちら→https://kaga-medical.co.jp/?p=1252今後も介護や福祉用具等のお役立ち情報を随時更新していこうと思っていますので、ご覧いただければ幸いです(^^♪

 

今回のテーマは、

「認知症でのお困りごと相談例・買い替えた物を自分の物ではないと嫌がる」についてです。

認知症とともに生きるためのちょっとしたポイントをお伝えできればと思います。認知症の方の介護をしている方、認知症になると日常生活でどのような困りごとがあるのか知りたい方におすすめの記事です。

 

加賀メディカルの店頭でよくご相談を受けるのが、「前と全く同じ靴がありますか?」「このパッケージの紙パンツ・尿取りパッドはありますか?」と言うご相談です。これだけを聞くと、・前買った靴がとても気に入っていて同じのがいいのかな?・決まったパッケージのブランド商品を気に入っているのかな?と思いますが、その後にこんな風におっしゃられることが多いです。

 

「同じ形でも色が違うと自分のじゃないって履かないで、ボロボロの前のばかり履くんです」「中身は一緒なのにパッケージが少し変わっただけで違うと言って使わないんです」

 

同じ形でも前と違う色の方がいいかな?と思って買ったり、そもそも使っていた紙パンツのパッケージが変わったり等々で前の物とは異なる物を購入することがあると思います。ところが、本人のことを思ってせっかく購入した物を

「これは私のではない!嫌だ!使わない!」と否定されて使われず、買った家族としては新しく買った物を使ってほしいので、「これからはこれを履いて!」と口論になったというお話を聞くこともしばしば・・・。

 

認知症の症状には記憶障害があり、アルツハイマー型認知症では最近の出来事(短期記憶)から忘れていくのが主な特徴です。前に長く使用していた物は覚えていても、最近買い替えられた新しい物は覚えられず、買い替えたことが分からず自分の物がなくなったという風に感じたり、自分の物ではない=他人の物なので使ってはいけない等、その人なりの理由があって使わないことも多いです。そんな時に「なんでこれを使わないの!これを使って!」という風に強い口調で指摘されると、何がいけなかったのかわからず混乱してしまったり、傷ついたり、反発したりしてお互いに辛い思いをしてしまいます。様々な要因があるので、「この方法が一番良い」というものはありませんが、下記にコミュニケーションのポイントをまとめましたので参考にしていただければと思います。

 

認知症の方との円滑なコミュニケーションのポイント

①記憶に頼らない環境づくり記憶があいまいになったり、忘れてしまっても、書面などに記した言葉の意味は理解できることが多いので、本人がよく目にする場所へわかりやすく書いたりすることが有効です。

例えば、買い替えた靴に名前を書く、紙パンツのパッケージや紙パンツ自体に名前を書く等です。わざわざ書くのに時間がかかるかもしれませんが、他の人の物ではない、自分の物と認識できる可能性があります。

オーダーで名前の刺繍を入れることのできる靴もあり、弊社でもご注文いただけます。

詳しくはこちら→徳武産業 あゆみダブルマジックⅢ等https://store.tokutake.co.jp/c/gr26/gr27/40009

ただし、書くだけで説明をしないという対応だと、全てを忘れてしまうわけではないので、説明されていない、侮辱された等という思いを抱いてしまう可能性もあるので、口頭でも説明をするようにしましょう。

 

②本人と一緒に選ぶ(本人の好みに合わせた工夫をする)色や装飾、ちょっとした形状など、なるべく本人と一緒に選んだり、好みに合わせる工夫をすることが大切です。可能な限り本人の好みに合わせた方が記憶にも残りやすく、忘れたとしても本人の好みに近いなら使用される可能性もあります。施設などに入所していると一緒に店頭へ行って選ぶことが難しい場合もあると思います。その場合は一緒にカタログで選んで、しるしをつけるのも一つの方法だと思います。

一緒に選ぶ際のポイントとして、「どれが好き?どんなのが好き?」という風に聞くと様々な情報を瞬時に判断することが難しくなっている場合、返答に困ることがあります。ある程度選択肢を絞って「これとこれならどっちが好き?」とか「はい」「いいえ」で答えられるように質問するほうが、円滑なコミュニケーションにつながりやすいと思われます。

 

内閣府によると、認知症高齢者数は2025年には約700万人に達することが推計されています。認知症は誰でもなりうるものであり、多くの人にとって身近なものになります。

加賀メディカルは認知症の方もそのご家族の方にも笑顔で過ごしていただけるようサポートいたします。お気軽にご相談ください。

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住宅改修小話⑤〜介護保険で住宅改修・引き戸等への扉の取り替え〜

こんにちは!山口・防府の福祉用具・介護用品専門店「加賀メディカル」本店スタッフの上田です。

 

今回は介護保険で住宅改修の「引き戸等への扉の取り替え」についてをお届けします。

 

このようなお悩みはありませんか?

 

「車いすで室内を移動するのに開き戸だと開閉しにくく、スペースもない」「開き戸だと開閉時に後ろに下がる為、身体のバランスが崩れ転倒しそう」「開き戸のドアノブを握るのが難しく開閉が難しくなった」

 

普段、部屋の出入りの際は何気なくドアを開閉していると思います。しかし、高齢の方や、車いすを使用していると、ドアノブを握って回す、開き戸を引いて後ずさりする等のちょっとした動作が実は負担だったり、転倒のリスクに繋がったりします。ここでは介護保険の認定をお持ちの方向けのご説明をします。今後、介護保険の補助を使っての工事を検討されている方、上記のようなお悩みをお持ちの方は参考にしていただければと思います。

 

まず、介護保険の認定を受けている方は、お1人につき20万円を上限として、1~3割の自己負担で工事ができます。(要支援、要介護区分にかかわらず、合計所得金額に応じて負担割合が決まります)(要介護状態区分が3段階重くなった時、または転居は再度20万円までの支給限度基準額が設定されます)

 

ここで注意が必要なのが、介護保険住宅改修工事に対する補助は原則お1人様、一生涯に20万円までということです。例えば、手すりの取り付けやスロープの設置、洋式便器等への便器の取り替え等もする場合、これらの住宅改修費の合計20万円までが補助の対象となり、超過した部分や20万円を使い切った後の改修費については実費となります。せっかくの補助は必要な時に、しっかりと使えるように今後のことも考えて検討しましょう。

 

介護保険での住宅改修対象の「扉の変更工事について」

①開き戸から引き戸へ変更引き戸にすることで、扉を開閉する際の後ずさり動作をなくし、転倒リスクを軽減したり、車いす通行時は、その場での開閉が可能なため開閉動作がしやすくなります。また、3枚引き戸などに変更することで間口を拡大し車いすでの通行がしやすくなります。

 

②開き戸から折れ戸への変更※下にスクロールしていくと実際の施工例の写真があります。主に浴室の入り口に有効な工事です。折れ戸にすることで、開きしろが小さく済み、洗い場のスペースが確保しやすくなります。シャワーベンチ等を置いたり、介助が必要な場合に適しています。

 

③アコーディオンカーテンへの変更※下にスクロールしていくと実際の施工例の写真があります。一般的な扉に比べ、開閉に必要な力が軽く済み、力のない高齢の方でも簡単に開閉が出来るようになります。

 

④扉の撤去門扉など重くて開閉の負担が大きい時などに有効です。ただし、門扉の場合はなくなると外から見えすぎてしまうので、防犯上危ない場合もあるので注意も必要です。

 

⑤扉の吊元の変更(左開き⇔右開き・内開き⇔外開き)ご利用者様の動線を考え、通行の妨げになる場合などに有効です。

 

⑥ドアノブの変更ドアノブをレバー型に変更等の改修になります。握力の弱い方や握るのが苦手な方にとって、ドアノブを握って回すのが難しくなる為、レバーの上下だけで開閉が可能になるレバー型への変更が有効です。

 

ただし、下記のような理由での変更は対象外となります。・劣化による扉の変更・扉が古くなり傷んできたので変更したい・音がするようになったので変更したい等対象となるのは、扉を取り替えることにより移動の円滑化をはかることが目的の工事になります。

 

(施工例①)居室入口の開き戸をアコーディオンカーテンに変更して開閉時の負担を軽減

(施工例②)浴室入口の開き戸を折れ戸に変更して、出入りの負担軽減、洗い場のスペースも確保

扉を開けていてもスペースがあるので、扉先の壁に手すりも付けられ安全に洗い場を移動できるようになりました。

 

住み慣れた我が家で安心安全に生活するために住環境の整備は大切になります。加賀メディカルでは訪問や見積もり無料!申請事もまとめてお任せいただけます。在宅介護における身体機能を熟知した住環境のプロが丁寧にサポートいたします。お気軽にご相談くださいませ。

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国指定名勝 毛利氏庭園の毛利博物館(毛利邸)に手すりを設置しました♪

こんにちは!山口・防府の福祉用具・介護用品専門店「加賀メディカル」本店スタッフの上田です。

 

日中の暑さはまだまだ夏のようですが、朝晩はほんの少しだけ秋を感じるような時期になりましたね。秋の紅葉を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?

 

今回のテーマは

 「建物に工事をしなくても手すりを設置することが出来る」です。

この度、防府観光コンベンション協会様からのご依頼で国指定名勝 毛利氏庭園内の毛利博物館(旧毛利氏本邸)の入り口に手すりを設置させていただきました。観光名所と介護用品店。一見関係が無いように思えますが、実は手すりを設置したり等のつながりがあります。文化財などの建物に工事で傷をつけたりは原則できません。でも、観光する方のためにも手すりは必要な場合があります。そんな時はどのようにして手すりを設置するのかをご紹介いたします。

毛利氏庭園は人工的に作られた橋や島が見事に自然と調和をし、明治・大正時代の職人の技術を詰め込んだ最高傑作で、国指定名勝に登録されている美しい庭園です。その中にある毛利博物館(旧毛利氏本邸)は所蔵している毛利家代々の宝物・重要文化財などを公開している建物になります。建物自体も明治・大正の建築技術を詰め込んだ歴史を感じさせる趣のある建物です。毛利氏庭園についてはこちら↓

https://visit-hofu.jp/spot/%e6%97%a7%e6%af%9b%e5%88%a9%e5%ae%b6%e6%9c%ac%e9%82%b8%e3%83%bb%e6%af%9b%e5%88%a9%e5%8d%9a%e7%89%a9%e9%a4%a8/#:~:text=%E6%B1%9F%E6%88%B8%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AE%E5%A4%A7%E5%90%8D%E5%B1%8B

 

博物館入り口で靴を脱いで館内を回るようになるのですが、昔ながらの日本家屋の入り口ということもあり、段差がありますが手すりはありませんでした。入り口に手すりがないと、観光に訪れた高齢の方や足腰の弱っている方が靴の脱ぎ履きに困ったり、階段の上がり降りに不自由さを感じる為、今回手すり設置のご依頼がありました。

 

今回手すりを設置するにあたって下記のようなことを提案させていただきました。

・建物に傷をつけたり、釘などを使用しないで設置できる置き型の手すり

・建物と調和する色合いの手すり

実際に手すりを設置した様子がこちら↓

入り口の段差を上がるのに便利な手すり

手すりのおかげで靴の脱ぎ履きもラクラク!

 

文化財に指定されていて建物自体に穴を開けてはいけない場合でも、安心して使用できる置き型の手すりを提案させていただくことが多いです。これに関しては、個人様のお宅でも同様で、借家だったり、壁に穴をつけたくない場合に適しています。置き型の手すりは介護保険の認定をお持ちの方であればレンタルの対象にもなります。詳しくはこちら→https://kaga-medical.co.jp/?page_id=604?lang_ver=39Awt4514

※弊社では自費でのレンタルも可能です。

 

設置した後の使用状況の確認にお伺いしたところ、

お客様からの評判も良く、 職員の方も使用して助かっている(笑)とのことでした。

これからの紅葉シーズン、 毛利博物館観光の際は、手すりもしっかりご活用いただければ幸いです☻

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熱中症にご用心!認知症があると熱中症のリスクが高まります💦

こんにちは!山口市・防府市の福祉用具・介護用品専門店「加賀メディカル」本店スタッフの上田です。

 

猛暑・酷暑と言われるこの夏、ついに防府市も38℃を記録しましたね!皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

先日、来店されたお客様との会話で心配になったことをご紹介します。80代のご主人が奥様の為に車いすをレンタルしたいとのご相談でした。急に車いすが必要になったとのことでお身体の様子をお聞きしたところ、昨日は普通に庭で草むしりを昼までしていたのに、夕方くらいから動きが悪くなって、朝は立ち上がることが難しくなったとのことでした。このお話を聞いてびっくりしました。前の日は午前中でも30℃を超す炎天下で、その中でお昼まで草むしりをされた。熱中症対策をされてはいると思いますが、そもそも炎天下で屋外の作業はなるべく避けた方がよいものです。ご主人は奥様が何で動けなくなったかわからないので病院に行くとのことなので、熱中症の可能性があることをお伝えしました。後日、ご主人にお会いして話したところ原因はいろいろあるようですが、軽い熱中症にもなっていたとのことでした。現在はだいぶ回復されて、車いすももう少ししたら返却できるようになりそうと聞き安心しました。

 

そこで今回のテーマは「高齢者や認知症の熱中症について」です。暑いのはみんな同じ!と思っていませんか?実は同じ条件下で過ごしていても、高齢者や認知症の方の温度の感じ方や身体の反応は大きく異なるんです。知らず知らずのうちに熱中症になっていて緊急搬送されたら大変です。高齢者や認知症の方の熱中症リスクや予防について気になる方は是非続きをご覧ください。

 

まず、高齢者の熱中症リスクについてです。高齢者は温度に対する感覚が弱くなっていることが多く、暑いと感じにくかったり、のどの渇きを感じにくくなっています。また、若者に比べて身体の熱を周囲に逃がす、熱放散能力が低く、深部体温が上昇しやすいのが特徴です。このことにより、部屋が少々暑くても大丈夫だと勘違いして、身体の中には熱がこもった状態となり、室内でも熱中症になってしまいます。

 

認知症の方は高齢者の熱中症リスクに加えて、下記のことに気を付ける必要があります。認知症の症状の多くに判断力の低下があり、判断力の低下により暑さ寒さを正常に判断することができなくなります。高齢になり暑いと感じにくくなるうえに、暑いと感じてもその暑さが危険なものなのかを判断できなくなります。例えば、「暑いから水分を補給しよう」「暑いから室温を下げよう」「暑いから涼しい恰好になろう」こういった判断ができず、夏に厚着で過ごしたり、エアコンをつけなかったり、水分の補給をしなかったりすることで熱中症のリスクがより高まります。

 

高齢者の熱中症対策・予防法について①適切な室内温度管理高齢者がいる部屋の適切な温度は26℃〜28℃といわれています。ここで注意が必要なのが、エアコンで26℃設定にしても、室外温度が高すぎると設定温度まで下がらない場合があります。室内に温度計をつけ、適切な温度になっているかをよく確認しましょう。

 

②こまめな水分補給一度にがぶがぶと飲むのではなく、一口でもよいのでなるべく短い間隔で補給するようにしましょう。(1時間のうちに数回に分けて飲む等)また、カフェインを含む飲料は利尿作用があるので、水やミネラルを含む麦茶やスポーツ飲料などを飲むように心がけましょう。※水だけを飲み続けると汗によってミネラルが失われるので、塩分、ミネラルも補給するよう気を付けましょう。

 

③熱を放出しやすい服装選び汗をかくと洋服内に熱がこもり、熱中症のリスクを高めてしまいます。吸水性・速乾性に優れた服を着用しましょう。綿や麻の素材は、特に熱中症対策に適しています。

 

④夜間は扇風機やサーキュレーターをエアコンと併用夜間は日中と比べると気温が下がるので熱中症自体は起きづらくなります。しかし、エアコンの温度調整と自分の体温調節が合わなくなり、身体に誤作動が起きることで倦怠感が生じる「冷房病」にも注意が必要です。エアコンの冷風を扇風機やサーキュレーターで部屋全体に広げ、室内温度を効率よく下げることがエアコンの設定温度を下げすぎない工夫になります。

 

⑤高齢者は周囲の人がサポート身近に高齢者がいる場合、熱中症を常に意識し、高齢者を一人にしないことが大切です。熱中症は誰でもなる病気ですが、高齢者は自覚症状に乏しいので周りの人が気にかける必要があります。そうは言っても、高齢夫婦の二人暮らしや一人暮らしの方で緊急時の対応が難しい場合もあると思います。そういった場合は、行政の行っている見守り措置や企業の見守りサービスを検討する方法もあります。

 

防府市の取り組みについてご紹介防府市緊急通報装置について

https://www.city.hofu.yamaguchi.jp/soshiki/60/kinntuu.html

防府市では緊急時の対応や日常のご相談にボタン一つでコールセンターに繋がる、緊急通報装置を無料で貸与しています。健康、医療等のお困りごとの相談や安否確認、緊急時には緊急のボタンを押すことでコールセンターに繋がり、内容に合わせて消防本部や親族に連絡され、緊急対応が行われます。貸与の対象者は下記の通りです。1 おおむね65歳以上のひとり暮らしの高齢者で、慢性疾患等により日常生活上注意を要する者2 75歳以上の高齢者のみで世帯を構成している者3  重度心身障害者等のみで世帯を構成している者4 おおむね65歳以上の慢性疾患等を有する高齢者または重度心身障害者等であり、同居する家族が日中不在であること等により、緊急時の通報が困難であると認められる者お申し込みやお問い合わせは防府市役所 高齢福祉課 在宅支援係(1号館1階⑥番窓口)電話:0835-25-2973 FAX:0835-27-0098または、お近くの民生委員さんへご相談ください。

年々暑くなる日本の夏。昔と気温が違うのに昔と同じ対策では危険です。みんなで対策をして乗り切りましょう!!

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紙パンツ・紙おむつ(テープ止め)選び、初心者の方を応援します!!

こんにちは!山口・防府の福祉用具・介護用品専門店「加賀メディカル」本店スタッフの上田です。

 

今回のテーマは介護の相談で多い、「紙パンツ・紙おむつ(テープ止め)・尿取りパッド」についてになります。初めて紙パンツ・紙おむつ(テープ止め)・尿取りパッド購入を検討している方、介護初心者や病院・施設に家族が入所されて紙パンツ等が必要になりそうな方へおおすすめの記事です。

 

当店では、6月のこの時期に紙パンツ・紙おむつのご相談が増えます。防府市は給付事業で在宅寝たきり高齢者等支援(※1)の紙おむつ券(※2)の支給があり、その申請受付が5月、券が支給されるのが6月となっています。加賀メディカルでは、おむつ券をご利用いただけるため、ご注文も兼ねてのご相談が多くなります。※1 給付対象者については市役所へお尋ねください。※2 山口市にもクリーンスマイル券というおむつ購入に補助があります。詳しくは市役所へお尋ねください。

 

初めておむつ券を受け取ったご家族や初めて紙パンツなどを購入される方は何を買えばよいかわからないことが多いです。色々なメーカーが色々な種類の商品を出していて、パッケージを見ただけでは似たような文言が書いてあり彷徨う結果に・・・。何となく安いからと適当に購入して、股の辺から漏れてしまうなんてお話も聞きます。身体に合わない紙パンツや紙おむつを使用すると漏れの原因につながってしまいます。

 

本当に必要な物は何なのか?身体に合う紙パンツ・おむつはどれなのか?

 

これを知る為にはまず、利用する方のお身体の状況を知ることから始まります。基本のウエストサイズやヒップサイズに始まり、ひとりで履き替えられるのか、介助が必要なのか?立った姿勢を保てるか?寝たきりなのか?吸収量はどのくらい必要なのか?(吸収量については、日中・夜間の交換頻度や服用している薬の影響も関係してきます)ムレや肌荒れが気になるか?肌は弱いか?

 

このように紙パンツ、紙おむつを選ぶ際、参考にする項目は多いです。利用する方が病院や施設に入っていると確認するのが難しいかもしれませんが、看護師さん、職員さんにどの程度のものが必要なのかをしっかりと確認することが大切になります。最低限、サイズと吸収量などは調べておくことをお勧めします。

 

紙パンツ、紙おむつ、尿取りパッドの種類について

紙パンツ・主に、ひとりでまたは介助にて立った姿勢が保てる方に向いています。・うす型タイプ、レギュラータイプ、夜用(高吸収)タイプ等、吸収量別に分かれています。・最近のうす型タイプでは、下着のような感覚の見た目もアウターに響かない程うすいタイプも出ています。

 

紙おむつ(テープ止め・おしめタイプ)・主に、トイレに行くことが出来ない方、介助があっても立った姿勢が保てない方、寝たきりで介護が必要な方に向いています。・交換する頻度や時間帯、尿量によって組み合わせるパッドを工夫することをお勧めします。

 

尿取りパッド・主に紙パンツや紙おむつ(テープ止め)の中に敷いて使用するパッドです。・前後にテープが付いたズレにくい紙パンツ用尿パッドや小型・中型・大型のパッド、ムレや肌荒れが気になる方用の肌に優しいタイプのパッドなどがあります。・交換する頻度や時間帯、尿量に合わせて日中用、夜用等使い分けをすることをお勧めします。

 

加賀メディカルでは、 紙パンツ・紙おむつ(テープ止め)・尿取りパッドのご相談はもちろん、

お試し用のサンプルの手配、 商品の配達も無料で行います。

※場所によっては、配達が難しい場合もございます。

初めての紙パンツ・紙おむつ購入は抵抗や恥ずかしさがあるかもしれません。

一人で悩まず、お気軽にご相談ください☻

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急な入院⁉親の服や靴のサイズ知っていますか?

こんにちは!山口・防府の福祉用具・介護用品専門店「加賀メディカル」本店スタッフの上田です。

 

最近は急に暑くなるので春を感じることが減りましたね💦

暑さに慣れていなくて熱中症も増えてくる時期、皆様こまめな水分補給等を心掛けてくださいね。

 

今回のブログのテーマは「親の服や靴のサイズ」についてです。

親と離れて住んでいたり、一緒に住んでいても割と知らない人は多いです。

施設入所を検討している方や入院時に必要な物を知りたい方へおすすめの記事になります。

 

皆さんは急な入院をしたことがありますか?

私は一度だけあります。

調子が悪くかかりつけの病院へ行って、 総合医療センターで検査した方が良いと言われ紹介状を書いてもらい、

検査が終了したら医師から一言、

「今から入院ですね」

まさか入院することになるとは思っていなくて・・・💦

病院から言われた、入院に必要な物を母に連絡し揃えてもらうことに。

主に前開きの肌着や病院内で履く靴(かかとのあるもの)を用意するように言われたのですが、

その時、母に 「靴のサイズ何センチだっけ?」 と言われました。

一緒に生活をしていますが、成人してから靴のサイズの話なんてしたことがありませんでした。

 

実際に来店されるお客様も

「病院に母の前開きの肌着を5枚買ってくるように言われました」

「父が入院することになったので、病院内で履くシューズを買いに来ました」

と言われる方が多いです。

服や靴のことなので「サイズはどのくらいですか?」とお聞きすると多くの方が、

「う〜ん、Mだったような・・・でも、最近痩せてきてたし・・・?」

「靴、サイズわかんないな~、たぶん26センチくらいだったと思う(この方は実際24.5㎝でした)」

このようにお店に来てみたはいいけれど、サイズが分からないことは結構多いんです。また、同じMサイズでもメーカーによっては基準となるサイズが異なる場合もあります。お身体のだいたいのサイズが分かっていれば購入の目安になります。

 

入院時・施設入所時に必要になるものベスト5(当店で相談の多いもの)

①前開きの肌着・前開きのねまき

看護、介護時に着脱しやすい、前開きの肌着・服を推奨されます。面会などが難しい場合もあるので4~5枚用意されることが多いです。前開きはマジックテープ(面ファスナー)のものとプラホックのものがあります。肌着は半袖、七分袖、長袖とあります。半袖や七分袖は点滴や腕でバイタルを測定しやすい利点もあります。ご自分で着替えることが出来るのか、だれかに着せ替えてもらうのか等、お身体の状況によっても選ぶものが変わります。

 

②室内用の靴(院内、施設内用)、リハビリシューズ

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認知症でのお困りごと相談例〜尿取りパッド・紙おむつはトイレに流さないで!!〜

こんにちは!山口・防府の福祉用具・介護用品専門店「加賀メディカル」

本店スタッフの上田です。

 

今回のテーマは

「認知症でのお困りごと相談例(排泄編)」についてです。

店頭で実際にご相談いただいた、

認知症のご家族の介護をされている方のお話と

トイレに尿取りパッド等を流してしまった時の対処方法等を書いています。

現在、同じようなことでお困りの方はもちろん、

今はまだ認知症と関わりはないけど今後の為にと思っている方へ

ご参考にしていただければと思います。

 

下記は実際のご相談例になります。

87歳の義理の母の紙パンツを買いにご来店された女性よりご相談。

「紙パンツでとにかくコスパの良いものが欲しいけど、どんなのがありますか」

「少し汚れたらすぐ取り替えてしまうので、吸収量は多くなくても大丈夫です」

 

「紙パンツでも汚れると気になりますからね」

「尿取りパッドを併用されてみてはいかがでしょう?

汚れたらパッドだけ取り替えられるので経済的ですよ?」

 

「それが・・・認知症があって、以前に尿取りパッドを使用したら、

パッドだけ取り外してトイレに流してしまったんですよ!

パッドがトイレに詰まってしまって大ごとになったんです」

「トイレの修理を依頼して、時間もお金もすごくかかったので、

トイレに流さないでと何回言っても流そうとするので

尿取りパッドは使えないんです」

 

こうした尿取りパッドや紙パンツ・紙おむつをトイレに流してしまうというご相談は結構多いです。

考えられることとしては、

・紙製品なのでトイレットペーパーと勘違いしてトイレに流してしまう

・汚れたものを捨てたいので流してしまう・・・などです。

また、「何回言っても」ということについては

認知症になると新たな出来事を覚えることが困難になるので、

説明の内容だけでなく、説明を受けたこと自体を忘れてしまうことも考えられます。

 

今回ご相談いただいた方は、

色々試した結果で紙パンツのみ使用という方法にたどり着いたとのことで、

当店のうす型の紙パンツを購入されました。

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住宅改修小話②〜介護保険で住宅改修・手すり編〜

こんにちは!山口・防府の福祉用具・介護用品専門店「加賀メディカル」

本店スタッフの上田です。

 

最近こんなことはありませんか?

・立ち上がる時に「よっこいしょっ!!」と言わないと立ち上がれない

・何かにつかまっていないとよろよろしてしまう

こんな風に思ったことはありませんか?

「ここに手すりがあれば・・・」

「ちょっとつかまるところが欲しい」

「介護保険の認定を持っているけど、手すりの取り付けには補助は出ないの?」

 

ホームセンターでも手すりの材料は売っています。

でも、費用を全部自分で出して、安全に取り付けられますか?

せっかく手すりを取り付けるなら

安全に使用でき、費用も抑えられるとうれしいですよね。

今回の記事は 「介護保険利用での住宅改修・手すり編」をお届けします。

ぜひ続きをご覧ください。

 

まず、高齢になると下肢筋力の低下により、

立ち上がりや歩行が困難になり、

転倒リスクが高くなります。

 

 

 

 

 

実際、高齢者(65歳以上)の家庭内事故のうち

約80%は転倒によるものとなっています。

ご利用者様の生活動線に合わせて手すりを設置することは、

転倒リスクを回避したり、

普段の生活を過ごしやすくするために大切なことです。

 

手すりの取り付けは介護保険の認定を受けている方は「住宅改修に対する給付」の対象となります。

詳しくは→https://kaga-medical.co.jp/?page_id=601?lang_ver=Un4il2803

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