入浴時はヒートショックにご用心!シャワーチェア(入浴用椅子)利用のすすめ

こんにちは!山口・防府の福祉用具・介護用品専門店「加賀メディカル」

本店スタッフの上田です。

 

立春は過ぎても、時々寒い日がありますね。

寒さが大の苦手な私は 寒い時お風呂に入る前がつらく感じます。

暖かい部屋から出て、冷たい廊下を通り脱衣所で服を脱ぐ・・・。

寒さのあまり、いち早く湯船につかりたーい!温まりたーい!と思ってしまいます。

でも、その考えがとっても危険なんです!

 

今回のテーマは

意外と知らいない「ヒートショックとその対策」になります。

特に冬の入浴は危険がいっぱいです。

高齢になると体の機能も低下するのでしっかりとした対策が必要となります。

シャワーチェアの活用についても紹介していますので

参考にしていただければ幸いです。

 

まず、ヒートショックについてですが、

急激な環境温度(室温等)の変化で

血圧が上下に大きく変動することがきっかけとなり、

失神や心筋梗塞・脳梗塞が起こりやすくなります。

特に冬季の入浴時に多く、

そのことが原因で湯船で溺れたり、転倒する危険性が高まります。

令和3年の統計では 65歳以上の浴室での死亡者数は約4750人で

交通事故死亡者数約2150人のおよそ2倍にもなります。

高齢の方だけでなく、

高血圧・糖尿病・脂質異常症・動脈硬化などの持病がある方の

危険性も高くなるので注意が必要です。

 

ヒートショック予防方法

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①入浴前に脱衣所と浴室を暖かくしておく

②湯船につかる前に、シャワーやかけ湯を足元から順番にして体を温める

③お湯の温度はぬるめ(41℃以下)とし、10分以上の長湯は避ける

④入浴前後には脱水を避けるため、コップ1杯分の水分補給をする

⑤一時的に血圧が下がるので、入浴前のアルコール摂取、食後すぐの入浴は避ける

⑥血圧が高いときは入浴を控える

⑦家庭内で「見守り体制」をつくる(入浴前に同居者に一声かける、浴室に呼び出し用チャイム設置等)

 

予防方法②の時に安全にシャワーやかけ湯をするのにおすすめなのが、

福祉用具のシャワーチェア(入浴用椅子)です。

特定福祉用具のなかの入浴補助用具にあたり、介護保険で購入することもできます。

詳しくはこちら→ https://kaga-medical.co.jp/?page_id=604?lang_ver=WO5Uu457

安全に入浴できるように

立ち座りや座位姿勢のサポートを目的として作られていて、

ひじ掛け・背もたれの有無、高さ調整ができるもの、折りたたみのできるものなど

種類もいろいろあります。

基本は、ご利用者様のお体の状況に合わせてお選びいただくようになります。

股関節の手術などをしてしゃがむことが難しい方の入浴にもおすすめです。

 

他にも入浴時のサポートになる、

浴槽に取り付ける浴槽手すりや

浴槽内に入れて使用する浴槽台などもあります。

店頭では実際の商品もご覧いただけますので

イメージも付きやすいと思います。

お気軽にお立ち寄りください。