集音器ってどんな種類があるの?

こんにちは!山口・防府の福祉用具・介護用品専門店「加賀メディカル」
本店スタッフの長谷川です。

 

以前「高感度集音器 効聴 」についてご紹介いたしましたが、

「他に集音器ってどんな種類があるの?」という声をいただきましたので、

今回は、集音器の種類(形状)と特徴についてご紹介します✨

以前の「高感度集音器 効聴 」についてのブログはこちら→https://kaga-medical.co.jp/?p=1467

 

集音器にはいくつかの種類(形状)があります。

 主な種類(形状)は以下の通りです。

  • 耳かけ式
  • 耳あな式
  • ポケット式
  • 骨伝導式
  • 手持ち式
  • スピーカー式

≪耳かけ式≫

耳に引っ掛けて使うタイプです。
本体が耳の外にある分、ある程度の機能を搭載することができます。

 おすすめポイント!

 ①耳から外れにくい
 ②音量調節など操作がしやすく、高齢者の方でも簡単に使える
 ③値段がお手頃で安価な機種も多い
※お手頃な価格にも関わらず、性能が高く、操作も簡単です

しかし、かさばりやすいのは難点💦
メガネやマスクの着脱時にフックに引っ掛けやすく、取り扱いには注意が必要です。

 

≪耳あな式≫

耳の穴にすっぽりと入るタイプです。
本来音を聞く耳あなに装着するので自然な聞こえが特徴です。

おすすめポイント!

 ①軽量かつコンパクト
 ②外側からほとんど見えず目立ちにくい
 ③マスクやメガネの邪魔にならない
※ひと目では集音器と判別がしにくく目立ちにくいので、集音器を装着していることを周囲にあまり知られたくない方にもぴったりです。

しかし、耳あな式の集音器はやや操作しにくいモノもあるのがデメリット💦

本体に小さいボタン類が搭載されている場合は、扱いにくさを感じることがある点に留意しましょう。

 

≪ポケット式≫

イヤホン部分と箱型の操作部分がケーブルで繋がっている集音器。
操作部分はポータブルラジオのような形状で、ベルトに固定したり、ポケットに入れたりして持ち運べます。

おすすめポイント!

 ①比較的安価に購入できる
 ②手に持って操作できるので音量調整などの操作がしやすい
 ③電池の持ちがよく、紛失のリスクが少ない
※音量や音質も細かく調節でき、本体を耳に入れないので、耳が痛くならないし衛生的です。

しかし、小型で軽量なので持ち運びやすいが、イヤホンを接続する必要があるため配線が邪魔になり、本体が目立ってしまうのがデメリット💦

メガネやマスクを着脱するたびに装着し直さなければならない点にも留意しましょう。

 

≪骨伝導式≫

ワイヤレスヘッドホンのような機器を装着し、耳の穴や鼓膜ではなく骨の振動を利用して音を伝える集音器。
耳の穴を塞がずに使えるのが特徴です。

おすすめポイント!

 ①イヤホンが着けられない方でも使える
 ②鼓膜への負担を軽減できる
 ③耳を圧迫しにくく、長時間快適に装着しやすい
※自分の耳からも聞こえるので違和感が生じず、長時間の使用に向いています。

しかし、聞こえ方に違和感を覚える場合もある点はデメリット💦

他のタイプと比べてやや不自然に聞こえることもあります。

 

≪手持ち式≫

手に持つタイプの集音器。
スイッチを入れて耳に押し当てるだけなので、操作が簡単!場所を選ばすどこでも使えるのが特徴です。

おすすめポイント!

 ①どこでも使える
 ②かんたん操作で持ちやすい
 ③耳が痛くならない
※使いやすく持ち運びにも邪魔にならないサイズだから使いたいときにサッと使えます。

しかし、聞くときにその都度耳に当てる必要があるので慣れるまで不便さを感じることも・・・💦

長い時間使うと手が疲れてしまうことがあるかもしれません。

 

≪スピーカー式≫

テレビの前など特定の場所に設置して、指向性の高い音を発するのがスピーカーの特徴です。
対象者に向けて設置することで、家族でテレビを観ていても本人だけが大きな音で聞き取れます。

おすすめポイント!

 ①自然な音が聞こえる
 ②耳を塞がないので、耳が痛くなりにくい
 ③テレビのボリュームを過剰に上げる必要がなくなる
※耳の負担や不快感が少なく、高齢者や耳穴が小さい人にも使いやすいです。

しかし、スピーカーを向けた方向にいないと聞こえないのがデメリット💦

電源や配線が必要な場合が多く、持ち運びや設置に不便さを感じることも・・・

 

以上が集音器の主な種類(形状)と特徴になります。
ご紹介した以外にも、電源方式の違い(電池式か充電式)や便利な機能など
集音器にはさまざまな特徴を兼ね備えたものがありますので、
ご紹介した集音器の種類を参考に、ご自身はどんな場面で使うことが多いのか、
どういった機能を求めるのかを具体的にすると
理想の集音器を見つけることができるかもしれません(^-^)

 

周囲の音が聞き取りにくいときに重宝する集音器!
快適な毎日を過ごせるよう集音器をご活用してみてください。
ご自身や身近な方の聴力に衰えを感じた場合は、試しに使ってみるのもおすすめです♪